2011年 09月 03日
刈刃の簡単なメンテナンス |
巻草防止カッターをつけているにもかかわらず、最近よく巻きつくナァと思っていたら、カッターの刃先がぐにゃっと曲がってしまっていました。これは目立てなおしをすれば大丈夫なのだそうです。
今回はダイソーのダイヤモンドヤスリ半丸タイプを用意しましたが、ダイヤモンドヤスリはホームセンターで200円ぐらいで販売されています。これは便利なヤスリで、刃先にタングステンという金属がついているチップソーも軽く研ぐ事ができます。刃先が丸くなってきたなと感じたので軽く研いでみる事にしました。
角度は刃先を良く見てやすり角度をあわせます。今回は大体このぐらいでした。
今回は刃が曲がってしまっていて裏側からも軽く研ぎました。同様の作業を全部の刃先に対して行っておきます。切れ味は新品と同じぐらいになりました。
チップソーを軽く目立てする時は鉛筆などで研ぎ初めた場所に印をつけておくとわかりやすいです。
逃げ角(側面から見たときの水平角度)とすくい角(側面から見たときの垂直の角度)、リード角(側面から見て、すくい面手前から奥に向かって左右についている角度)、研ぎ角(側面から見て、逃げ面手前から奥に向かって上下についている角度)をよく確認して、角度にあわせて軽く研磨しました。マキタのチップソー研磨機の説明書がホームページからダウンロードできるので、角度についての詳しい図があり参考になります。
MIKホームページには図で逃げ面の研ぎ方が紹介されていました。これを参考に、とりあえず丸みがなくなる程度に、どちらの面も軽く研磨しておく程度にしておきました。MIKはチップソーごとに研ぎ方を紹介していて、良いと思います。他のメーカーのチップソーも詳細が知りたいので、特徴をどんどん紹介してほしいです。
ディスクグラインダなどで研ぐ時はチップソー全体の外周の直径が変わらないよう注意で、また熱が加わったり金属疲労があったりするとヘアークラックという小さなヒビが出てきてこれが次第に広がってゆき、やがてはチップソーが壊れやすくなってしまい刈払機から外れて飛んできたりする事もあるそうで大変危険なのだそうです。グラインダ研磨の場合はごく低速で研磨するなどの注意が必要そうです。
by tobiuo_feiyu
| 2011-09-03 00:46
| DIY