問題行動にも意味がある? |
認知症介護に関する内容を続けたいと思います。人の心の中をどうこうと書いていてややこしいので、興味がない人は読み飛ばしてくださいませ(^^ 近日中に調べていた資料をまとめたものとして私自身の備忘録として書いていますので、間違いなどあるかもしれません。お気づきの点についてはSNSやメールなどでお教えいただけると嬉しいです。
最近介護される側の記憶が少し回復してきて思うことは、問題行動のうち勝手に家を出る事などは、子供がいたずらをして親に気を引こうとしているのと同じような気持ちなのでは、とも思えるようになってきた事についてです。
ここのところ小学校低学年の子供のような事をよく言っているので、相手はまるで子供のような気持ちになっているとしたら、問題行動で人の気をひきつけようと考えているのではと考える事もできるのではないか…。
祖父は父親が短気で厳しく、早く病死したとも言っていた事があり、ひょっとして幼少の頃に父親から愛情をうまく受け取る事ができなかったのではないか…。
下記は心理カウンセラーの方がブログで書いていた記事を参考にしてまとめたのですが、子育ての際に親から子供に与えられる愛情には色々なものがあると思います。具体的には…
1.父親的な愛情(間違った事を正す(叱る、諭す))
2.父親的な愛情(良い事をしたらほめる)
3.母親的な愛情(不安を鎮めて落ち着かせる)
4.母親的な愛情(なぐさめる、励ます)
5.見守り、自立を促す愛情
などがあると私も思うのですが、こういった愛情を幼少の時に両親や祖父母などからうまく受け取る事ができなかった場合、成長してから恋愛や介護(高齢者介護や障害者介護)などにおいて、寄り添っている相手に求める事があるのではと思うのです。
そこでひょっとして問題行動を起こすその心は、不安などから上記の愛情を求めているのではと仮に考えてみて、今日は1番「間違った事を正す」、3、4番「落ち着かせ、なぐさめる」をしてみました。ただ、叱るときは感情的に叱るのではなく「なぜ家族の言う事を聞かずに勝手に出て行くの?」と優しく諭してみたところ、口でこそ「うるさいな、お前にそんな事を言われる筋合いなどない」とは言っていたものの、いつもと違い暴れたりせず表情から反省している様子も見て取れました。
時間が経つといずれこのように接した事など忘れてしまうかもしれませんが、問題行動(認知症の症状として「BPSD」というそうで、以後BPSDと書きます。)には意味があり、接する相手から何かを求めていて、それに答えて介護者がうまく誘導しなければならない事もあるのでは…。
私自身の課題でもあり(うまくいかない限りほとんど何も出来ないし)、できる限りで追々また詳しく調べてみたいです。