「ありがとう」が、嫌い? |
今まで「ありがとう」とか「感謝しています」とか「笑顔で挨拶」とか、私としては自分なりの謙遜の気持ちと、純粋に人に対する感謝の気持ちとをお伝えさせていただくべく使っていた言葉や態度ですが、それに対して「笑顔で挨拶?何をヘラヘラと笑っているんだ!」と非常に強い嫌悪感を抱かれた事があり、驚いてしまいました(;_;) 人から聞いた話では同じように「ありがとう」が嫌い、強い嫌悪感を抱くという人もいるのだとか。
ただ、嫌悪感を抱くその人のコミュニケーションのパターンを気にして見ていると、不思議な事に自分の立場より目上の人に対してはそのような嫌悪感を抱いていないようなのです。
なぜそのように嫌悪感を抱くのか、色々考えてみたのですが、こちらから「ありがとう」と伝えられると、嫌悪感を抱く相手は「感謝する人」と「感謝される人」との上下関係のような感覚を無意識で意識しているように感じているのではないか、と思えました。
「あなたから感謝されるような事をした覚えはない→上から目線だし、妙に馴れ馴れしい→何様のつもりだ?腹が立つ!」という流れができているのでは。
先日、「自信のなさとの付き合い方」でも書かせていただいたように、自分の中から湧き上がるイライラの原因は不安や自信のなさ、思い通りに行かない気持ちである事が多く、日ごろから特定の人に対して何か強い劣等感を感じているため、結果として「ありがとう」という言葉や態度、雰囲気に強い嫌悪感を感じてしまうのではとも思えます。
そして目上の人(自分が尊敬していたり、睨まれると自分が不利になる人間関係の人)からはありがとうといわれても嫌悪感を感じない、という事かもしれないなと、勝手ながら思いました。
そうした「「ありがとう」に嫌悪感を抱くタイプの人たち」とうまく関わっていくためにも、何かお互いに波風を立たせず穏便にコミュニケーションを取る方法があれば、いいのですが。察知したら、即座に距離を置くという方法も良いのかもしれません。
対人関係ですので自分ひとりの問題ではないかと思いますが、お互いに理解しあう事でより自然なコミュニケーションを取る事ができたら…どのようなパターンにおいても解決の方法が必ずあると信じたいです。