認知症と、いじめっ子との関係 |
これまでいじめやパワハラ、モラハラについて書いてきました。
その理由として、私がこれまで悩んできた認知症での問題行動と、いじめ、パワハラ、モラハラとの間に、共通点が含まれている事に気がついたからです。
それは【自分が不安や劣等感を感じた際に、人に意地悪をする】という、行動パターンです。
私はこれまで、いじめはいじめられる人が一番可哀想だと思っていました。
しかし実際は、不安や劣等感を感じ悶々とし続けた結果、人に意地悪をしなければならないと考えている事から「いじめっ子とは、いじめの因果に悩ませられ続けている人」とも考える事ができる、と思いました。
すべての人に当てはまる事ではありませんが、いじめ行動に共感できる一部の人は、自己啓発の多くは共感できない、とか、不安や劣等感を感じたら他者を否定する事で自分を肯定させようとするクセがついてしまっているという人は、意外と多いのではないか、とも思ったんです。
この「いじめたくなる欲求、因果」について深く見つめ直さず、晩年まで生きると・・・いずれ誰でも高齢になると自分の体の不調から不安を感じ、そして若い人に対して劣等感を感じたりすると想像できます。
すると今度はイライラのはけ口として、介護をする人に対して意地悪をするようになるのでは、と思ったんです。正しくはありませんが、言い換えれば介護での問題行動とは「介護でのいじめのようなもの」だと思いました。
そして、認知症とはこの過程で、脳の形が変わってゆくのではないだろうか、とも考えました。
なぜなら、自分の性格を変えるよりも人に意地悪をする、それがダメなら自分を否定的に追い詰める、という考え方のクセがついており、自分自身の向上がないようにも思えたからです。
実際、介護での問題行動で悩む家庭は、大概「介護される側が自分の性格を反省しない人」だとも思えています。(今後も調べてみて確認の必要がありそうです。)
だから認知症を薬で治すのは難しいと思います。それは、いじめっ子のいじめ行動を薬で治そう、という考え方に近いと思えるからです。(追記、進行を阻害する事なら、できるのかもしれません)
どうやら介護での負担増は、介護される側の生き方に関わっている事は間違いなさそうですが、今後も色々な人の話を聞いて調べてみる必要があると感じています。