2015年 03月 15日
親しくなると不機嫌になる、その心は・・・ |
いつもご覧になってくださりありがとうございます。今日は、心理学の話題についてです。
以前から悩んではあまり深く考え過ぎないように努力しているつもりですが、時折ふっと思い出す事があります。なんとなく、気になってしまうのです。長いですが、よろしくお願いします。
それは、今までの生活を振り返ってみると、どうも友人関係において「親しくなると不機嫌になる人」とはうまくいかないようだ、というふうに思える事です。かれこれ15年ほど前にこの問題に気がついて、それ以後悩んでいますが、恐らく原因は相手との家庭環境が違う事による価値観の相違であり、肉親との関係性が社会的に強く影響を及ぼしている問題でもあるため、対策も未解明の分野でありよくわからないようだ、と思え、はっきりしないという点もあるためです。だから色々な書物を紐解いても、接し方など具体的にはっきりと書かれていません。私の調べ方が下手なだけかもしれませんが。
原因の発生(仲が悪くなる時)は、まずはじめに相手が嫌悪感を察知して自然と距離を置かれるケースと、何か意地悪をされてそれ以後無視、という2パターンがあるように思えます。相手はイライラしている様子ですが、私は普段通りで、なぜそうなるのかわからないし、相手もムッとしながらなぜそうなるのかわからないとか、話したくないなどと言います。だから、いつも意味不明です。
またこの親しくなると不機嫌になる人とは、どう接し方をを変えてもうまくいかないという特徴があります。不自然だと思えるコミュニケーションのパターンとして、ある人は、突然不機嫌になり仲間外れにする、またある人は、すれ違いぎわに無言でジッと睨む、またある人は意地悪やちょっかいを出しては、私の反応を試す。相手が「こうあるべき」と考えている事を、私がやらないとイライラして気が済まない。などがあるようです。
いずれも、教育に関する心理学書を読むと、上記の行動は「親への甘え」を、自分と親しくなった他人に対して行っていると書かれています。叱られたい、諭されたい、悪いことをしても無条件で認めてほしい、包容力で精神的に満たされたい、そもそも自分としっかり向き合ってほしい。そういった親に対する思いを友人に投げかけ、本当に心を開くことができる人なのか試す、という事なのかもしれません。(ということは、まだ私は人間の親になれる資格がないという意味なのかもしれませんが!(--; )
また年をある程度重ねてくると、親しくなると不機嫌になる人も、自分自身が多重人格のように性格が変わり、つい悪癖に走ってしまう傾向がある事をある程度自覚しているようです。
わかりやすいポイントとしては、「怒ると無口になる(怒れない、ケンカできない)」という点にあるかもしれません。これはいずれの人物も特徴が重なっていてはっきりしているように思えます。つまり、「親しくなると不機嫌になる人」とは、言い換えると「怒るとうまくケンカできない人」なのではないでしょうか。感情的に怒ると、素直に自分を表現する必要があるからだと思います。相手は「素直にならずに怒りたい=無視」という事を意味していたのではないでしょうか。
ここまで書いてきて思う事として、親しくなると不機嫌になる人との接し方のひとつとして”親しくなった人に対して、人に意地悪をしたり、ちょっかいを出す→自分をかまってほしい(しっかり向き合ってほしい)→叱ってほしい、諭してほしい”という事もあるのではないかと、あくまで想像ですが考えています。
どうせ絶交して縁が切れてしまうなら、友達なのですから自分が言いたいことは言葉に出してはっきり言ってみる事も時として大切なのかもしれません。今後、試してみたいです。
だから、いじめとかちょっかいを出す人の話を聞いていると、「相手がやり返してこないからいじめをする」と言う人もいます。その心は「やり返されたい(じゃれあいたい・叱られたい・諭されたい)」欲求があるのではないでしょうか。
という事は、いじめをする、ちょっかいを出す、というのはいわば「愛情を求めて彷徨っている状態」とも言えるのかもしれません。今後も人から話を聞いて調べてみる必要があります。
by tobiuo_feiyu
| 2015-03-15 23:31
| 日常など