太極図 |
中国に「太極図」という、昔からのマークがあるんですが、日本でも占いとかで見かける事があります。白と黒の勾玉が組み合わさったような形をしています。
これはなんなのだろうと思いまして、調べてみると、
白と黒はいつも必ず組み合わさっている。
黒は白を飲み込む力があって、白は黒を飲み込む力がある。
白が大きくなるといずれ黒は小さくなってゆくが、やがて白の中に一点の黒が生まれる。
白から生まれた黒は、白を飲み込みながら次第に大きくなり、いつしか黒の中に一点の白が生まれる。
黒から生まれた白は、黒を飲み込みながら次第に大きくなり、ふたたび白の中に一点の黒が生まれる。
この事から「この宇宙に起こる全ての出来事は黒と白の繰り返しである」
という考え方をあらわすシンボルなんだそうです。
季節でいうと、春や夏は明るい季節ですが、次第に寒くなる秋そして冬と移り変わり、この循環の中で生き物や植物が死んだり、生まれたりする。
音楽の演奏でも、成功ばかりが続くといずれ失敗の可能性が高まってくる、だけど、その失敗の中には次に成功するための種が含まれている。のかも。
だからあえてあらかじめ失敗のパターンを予想しておくか、実際に練習で失敗を再現して、いざ演奏トラブルが起こった時にスマートな対処法を練っておく、というような事も、より成熟した音楽表現を行う上で大切な事だと言えるのかもしれません。
たりくん、最近ケンカしてケガしたのですが、傷が治ってきました。猫の世界にも色々あるんだね。