一人でいる「わびしさ」、二人でいる「煩わしさ」 |
一言で言えば「信頼関係がまだ薄い」か、あるいは「考え方の道筋が異なる」からだと思います。
別の見方をしてみると・・・
「「片方の人が勝手に思い込みで相手の気持ちを悪く捉えている」と、「もう片方の人は必ず嫌われる」ため」とも言えるかもしれません。
気が合わない相手に対して悪い方に思い込めば、上手くいかなくなった時に自分が傷付くことはないですから。
「「嫌い」を表現している相手」は「受け入れられない」という場合だけでなく、時として「思い込みで食わず嫌いをしている」かもしれませんが、人によってはそれを正当化したいから「相手の意見を聞かずして相手を嫌いになっている」という考え方をしている場合もあるでしょう。
心の中で密かに本心を隠しつつ建前で他人と関わり、さらに相手の意見を全く受け入れなければ、
今度は「自分の生き方や考え方を見直して反省しなくても良い」という心の構造ができあがってきます。
大抵、ほとんどの人は「自分の面倒くさい一面を見せれば、自分を嫌う」でしょうから(これも思い込みなのですが)、表面上は取り繕った性格(建前)で対応しつつ、本音としては全く別の部分にあるという気質になっていきやすくなります。その方が楽なので。
しかしこの「本音と建て前の差が大きい人」ほど、「本心は誰からもわからなく、また理解されたくもない、しかし本当は理解されたい」という多重人格的な気質になってしまいやすくなります。
こうして自分自身で作ったジレンマから、自暴自棄のパターンにはまってしまい親しい相手へ暴力を振るったり(DV)、アルコール依存、あるいはヒステリーを起こしてしまう人もいるようです。
だから、「親しくなると人を嫌いになる」という人は「相手に対して勝手に何らかの思い込みをしている」(「認知の歪み」がある)か、あるいは「親しくなった事で自分と相手との違いを強く意識したり、自分の嫌な面を意識してしまっている」かのどちらかという事になるはずです。
相手にこの恐怖感、不安感が出てきた時点では、その相手とそれ以上親しくなる事はなかなか難しいかもしれません。
なぜなら片方が勝手な思い込みで自分を守り続けているのだから、
「必要以上に馬鹿にしたくなる」か、「八つ当たりしたくなる」か、「避けてしまう」という事になりやすくなるはずです。
そして、そのまま相手と親しくなってしまうと自分の心が必要以上に傷付いてしまいますから、あろう事か「親しい相手を気持ち悪い人、怖い人だと錯覚してしまう」という事にもなりやすく、お互いに良くありません。
これはまだ信頼関係が希薄なので、このような結果になってしまっています。
だからお互いの内面を把握して、時間を掛ければわかり合える事もあるかもしれません。
対処法はひとまず距離を置くのが良いと思います。
画像・桜が残る春の山 / すしぱくさん PAKUTASO
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