保身のために相手の気持ちを知ろうとしない人は、自分を隠して一生を終える |
(一時期こうしたモラハラ行動を改善できない人は「発達障害なのでは?」と書いたことがありましたが、先日、上級心理カウンセラーの方から「これは劣等感からのコンプレックスだと思う」とご意見をいただきました。誤解しており、すみません。)
こうしたモラハラ(他人が腹を立てると喜ぶ)をやめてもらう方法を考えてきたのですが、今までモラハラで絡んできた人を思い出すと、どうも…
「派手な意地悪をする人ほど、どうやら相手の気持ちに配慮していないようだ」
という雰囲気で共通していました。
人を馬鹿にする人は、一生懸命他人を見下すためにバカだとかあれこれ悪口を言ったり、嫌がる事をして必死に牽制し試しますが、
でも「そう言われた相手の気持ちを考えてみて?どうすればあなたの行動に対応し、仲良くできるの?」とほじくって尋ねると、これについては大変嫌がったり煙たそうな表情をします。
とりわけ子供の時は自分の意地悪行動を客観視しにくいという事情もあり、幼少期に適正な道徳観を養うためには親からの指摘が必須になります。
「意地悪をやられた側の気持ち」が良くわかっていないまま大人になると、
大人になっても劣等感を感じたときに「言い返さず都合が良さそうな他人を見下す悪いクセ」が出てきやすくなりやすいとも思えるからです。
そして一番悪いのは、その他人を困らせたい気持ちこそ自分の親に対する怒りであるという事に「気がついていない」という事です。
例えば、「女性と交際してしばらく経つのに、実は結婚していた事を隠していた」という男性の場合、
「相手に結婚していた事がばれると神がかり的に姿をくらます」という事をしたりします。
この男性の気持ちとしては「俺の事が本当に好きなら、こんな俺(浮気している自分)も好きになってくれるか?」という感情がありますが、
それよりも「他人が自分から見下されて困ってほしい」という気持ちや
「他人が傷ついても自分は傷つきたくない」という気持ちが隠れているとも推察できます。
さらには「こんな自分(の性格)を生み出した親に対する怒りの気持ち」も隠れているとも思えます。
これでは結婚詐欺に発展してしまいますが、しかしこうしたタイプの人は事実関係がわかりみんなが怒ったり困ったりすると喜んでしまうのでどうにも困ったものです。
「自分だけが勝ち組だと周囲から思われている、と勝手に一人で思い込んでいるイタい人」という事に気がつかないまま逃げつづけることになり、刺激が強いので何度も繰り替えしてしまうという難儀な事をしてしまう人もいますが。
結果的には家族も周囲も無意味に振り回されます。
家族としては本人に自信を持たせる事が大切のようですが。
本人に一人で何でもさせると改善することもあるようです。あるいは環境を根こそぎ変えてしまうのもいいようですが、専門家の間でも「一生変わらない」という意見もあり、半々です。
みんなの迷惑こそ生きがい、という生き方…本当は楽しくないし、寂しい生き方…誰も信じることができない生き方…
では、何のために生きるのか。
誰に何を言いたいのか。
どうしたら気が済むのか。
本当は、何がしたかったのか。
画像・アデニウム お花の写真集
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