Lubuntuで指紋認証 |
ちなみにWindowsの場合は・・・
・U.are.U 4500 RTE(Run Time Environment/機器動作用ドライバ)
・Digital Persona Identity Protection Suite(認証用ドライバ)
・SDK(Software Deveropment)
が必要だそうで。SDKは開発者向け環境で、必ず必要はありません。
Lubuntuで活用する場合は・・・
・Fingerprint-gui(動作用ドライバと認証用ドライバがセットになったソフト)
・「libbsapi」「policykit-1-fingerprint-gui」
(Fingerprint-guiの依存関係で必要なソフト)
が必要なのだそうです。
まずコマンドラインで
$ lsusb
と入力して、デバイスのUSBベンダーIDを調べて
https://launchpad.net/~fingerprint/+archive/ubuntu/fingerprint-gui
上記リンク先と参照するか、あるいは・・・
https://www.freedesktop.org/wiki/Software/fprint/libfprint/Supported_devices/
で、対応デバイスを確認できます。
U.are.U 4500は「0x5ba」です。
次にコマンドラインから、fingerprint-gui(ランタイムと認証ソフトがセットになっているフリーソフト)をインストールします。
$ sudo add-apt-repository ppa:fingerprint/fingerprint-gui
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install libbsapi policykit-1-fingerprint-gui fingerprint-gui
と、コマンドラインで入力します。
これでppa(非公式)のリポジトリを追加して、「fingerprint-gui」をインストールできます。
「Scan/Verify」タブで、指紋を取り、「この指以外にする?」的なダイアログが表示されたら「No」の後「Next」。
指紋認証が取れたら、後はログイン認証の時と、スーパーユーザーの権限取得の際に指紋認証が使えるようになります。
・「Settings」タブでは書き出しが可能です。
その下部では、「Test」ボタンを押して各種サービスの動作チェックが可能。(時々ハングして強制終了しますが、一度登録した指紋データは残っています。)
・「Password」タブですが、GNOMEのキーリングの解除が可能になるそうです。
Fedoraなどを使っている方なら便利かもしれません。
使い方がわからなかったため海外の掲示板で質問したところ、詳しい方から教えていただく事ができました。
1.USBメモリをフォーマットし、ファイルシステムを「ext4」にする。
2.パーティションは50MBもあれば十分だそうですが、念の為100MB確保しました。
面倒ならext4で全部フォーマットしても大丈夫ですが、もったいないので。「ディスク」ツールで加工できます。
3.「Save to directory」に、保存用USBメモリのパーティションを選択。
4.「Password」には、キーリング認証のために設定したパスワードを入力。
5.「Save」ボタンを押してUSBメモリへと保存する。
認証登録に関しては、以上です。