書道筆の洗い方メモ |
■通常の筆洗い方法
・小筆は使用頻度によもよるが1年に一回くらいは、丸洗いする。
■しっかり洗う時の筆洗い方法
・しばらく使った筆(使用頻度によるものの初回使用時より1年程度使用したもの)は、根本まで洗う。
・定期的に頭髪用のシャンプーとリンスをして栄養を与える。
・穂先が綺麗にまとまるように、目の細かい櫛でとかしながら洗う。墨の粉を落とす。
・腰砕け(筆の根本がしっかりとまとまらない状態)しないように、洗浄後は必ず穂先を綺麗にまとめる。
小筆については、穂先が効きにくなることと、根本まで洗ったあとは腰砕けしてしまうというわけで、書道用品メーカーなどでは「小筆を根本まで洗わないように」と推奨しているのですが、自分はどうしても筆の中心分に溜まった宿墨が気になり定期的に洗うようにしています。
下手をすると保管しているだけでカビがはえて不衛生になったりすることもあります。できるだけ大切に長く使いたいので、洗いたい理由です。
しかし洗ってしまうと穂先が効きにくくなるのではと思うかもしれませんが、きちんと整えておけば毎回新品のようにして使い続けることができます。
腰砕けについては、しっかりと洗っても筆の中心部に若干の膠分は薄まりつつも残っており、使用後は乾燥させると固まります。
半紙に練習していますが、用紙を変えたり、墨を変えて書いています。筆はあかしやの延寿(随意と同等品)という兼毛筆・長鋒ばかり使っています。
用紙はダイソー練習用・清書用、粉連、桃園、サンフレイムジャパン半紙、マルアイ高級書道半紙清書用などを使っています。写真はダイソー清書用とサンフレイムジャパン半紙で、入門者向け練習によさそうです。
墨は紅梅堂の紅花墨五つ星と墨運堂の古光を混ぜたもの・開明の墨の華など色々と使って試墨しています。
薔薇・七彩さん/PhotoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/733056?title=%E8%96%94%E8%96%87